Evidence status: 観察研究/診断・治療承認ではない
何が分かったか
国立がん研究センターは、CIRCULATE-JapanのGALAXY観察研究5,355人を用い、術後に繰り返し測定したctDNAと再発、ALTAIR第III相試験候補の関係を解析しました。早期術後ctDNA陽性者の51.8%がALTAIR試験の主要適格基準を満たしました。
画像より前に生じる評価の窓
ctDNA陽性者の65.2%は、陽性確認後も3か月以上、画像上の再発が確認されていませんでした。これは試験適格性や追加評価を検討する時間的な窓を示しますが、ctDNA陽性だけで再発確定や治療開始を意味しません。
経時測定の意味
早期術後に陰性または判定不能でも、その後陽性へ転じる例がありました。一回の陰性は将来の非再発を保証せず、一回の陽性も画像再発と同義ではありません。
エビデンスの限界
本解析は観察研究です。ctDNAに基づく先行治療が生存を改善することを証明したものではありません。病理、病期、画像、CEA、既治療と合わせた専門医の判断が必要です。
