最初に確認するのは「病名」より相談目的
心臓病は、心不全、心筋症、冠動脈疾患、弁膜症、不整脈、肺高血圧、遺伝性疾患などで専門性が分かれます。海外から日本を検討する場合は、①診断を再確認したい、②カテーテルや手術の適応を聞きたい、③希少な心筋症や遺伝性疾患を相談したい、④新しい治療や臨床試験を確認したい、のどれかを先に決めます。
慶應義塾大学病院:心不全・心筋症から構造的心疾患まで
慶應の循環器内科は、心不全・心筋症、冠動脈カテーテル、不整脈、弁膜症のカテーテル治療、肺高血圧、アミロイドーシスやファブリー病などを公式に重点領域として掲げています。教授の家田真樹医師は心不全、心筋症、再生医学を専門領域としています。
海外在住患者については、慶應の国際診療部が公式に受入経路を示しており、医療渡航支援企業・Medical Travel Forum会員などのコーディネーターを通じて診療科と調整します。医師の指名が必ず通るわけではありません。
東京大学病院:総合循環器と大学病院型の高度診療
東京大学循環器内科は、狭心症・心筋梗塞、弁膜症、心不全、心筋症、不整脈、大動脈・末梢血管、高血圧、肺高血圧、先天性心疾患を対象としています。2023年11月から武田憲彦教授が診療科を率いています。
ただし、東京大学病院の通常のセカンドオピニオンは、国外在住者や日本の公的保険証を持たない人を対象外とする案内があります。海外患者は「セカンドオピニオン」という名称だけで申し込まず、実際に可能な国際受診経路を別途確認する必要があります。
どちらを選ぶか:病院名ではなく4項目で比較
- 現在の診断と重症度
- 相談したい治療:薬物、カテーテル、手術、遺伝性心疾患、心不全管理など
- 画像・心エコー・カテーテル検査・遺伝子検査などの資料が揃っているか
- 海外患者として実際に受け入れる公式経路があるか
