DISEASE GUIDE / HEART FAILURE

虚血性心筋症による重症心不全とは

冠動脈疾患で傷害された心筋により心臓のポンプ機能が低下する病態。再生医療の前に、まず標準治療が十分に行われているかが重要です。

原因

心筋梗塞や慢性的な冠動脈血流不足で心筋が壊死・線維化し、左室機能が低下した状態を虚血性心筋症と呼びます。息切れ、むくみ、倦怠感、体重増加、夜間呼吸困難などが起こり、増悪すると入退院を繰り返します。

標準治療

心不全薬物療法、冠動脈へのカテーテル治療やバイパス手術、植込み型除細動器・心臓再同期療法、補助人工心臓、心臓移植などを、病態と患者背景に応じて組み合わせます。「重症」であることだけで新しい治療の対象になるわけではありません。

再生医療製品の位置づけ

リハートの適応は、薬物治療や侵襲的治療を含む標準治療で効果不十分な症例に限定されます。適正使用指針に従い、専門施設で評価されます。現時点の承認は条件・期限付きで、長期有効性は製造販売後調査で検証されます。

受診時に用意したい情報

  • 冠動脈造影・CT、心エコー、心臓MRIなどの画像
  • LVEF、LVESVI、Peak VO2、6分間歩行などの推移
  • 使用中の薬剤と用量、過去のカテーテル治療・手術歴
  • 直近の心不全入院、腎機能、感染症、生活機能

FAQ

心機能が低いと必ず対象ですか?

いいえ。原因、標準治療の実施状況、全身状態、手術リスクなどを専門チームが総合判断します。

海外の診断書だけで治療を決められますか?

通常は画像・検査データの再評価と専門医の診察が必要です。